中古住宅(物件)は工業生産されている中古車などと違い、物件ごとの品質には大きな違いがあります。仮に同一時期に同一の建築会社で建設された物件であっても、その後の所有者の維持管理等の違いにより長い年月を経て現状の住宅性能に大きな違いを生じているのが一般的です。
一般に良質な中古住宅とされる住宅の特徴は以下の通りです。なお土地条件など不動産固有の条件は加味していません。
・築浅であること(平成12年4月1日以降に建築された住宅など)
・住宅性能評価書などが付いているもの
・新築時に瑕疵保険に加入しているもの
・建物状況調査を受け劣化事象がないもの
・中古住宅売買かし保険に加入しているもの
などがあげられますが、いずれに該当しているか判断が難しく、また上記に該当する物件の数も多くないのが現状です。
一般的に流通している中古住宅は売主の方が居住中であることなども多く、その場合は中古住宅の再販業者などから、いわゆる「リフォーム済み住宅」などを購入する場合と違い、物件について提供される情報が少ないことも多いようです。
中古住宅の購入は新築住宅を購入するより一般的に購入費が安く抑えられるといったメリットの反面、住宅の性能についての不安や購入後後のメンテナンスに費用が掛かるといったデメリットもあります。
ハウスインスペクターに調査を依頼する場合には調査料金がかかりますが、購入予定の住宅を調査しておくことで住宅の耐震性能や現時点での劣化事象など、国の調査基準による全ての調査項目について所定の調査結果報告書を受け取ることができます。
国の調査基準はこちらをご覧ください:既存住宅状況調査とは
調査結果については物件購入の是非を判断する重要な要素として活用できるほか、購入直後のリフォームの要否をはじめ、リフォームの見積り依頼を行う際の事前資料などにも活用することができます。
ハウスインスペクターに調査の依頼を行う場合の料金の目安はつぎの通りです。
建物状況調査の費用の目安について
ハウスインスペクターへの調査依頼は「建物状況調査マッチングサイト」で簡単にご依頼いただけます。
建物状況調査マッチングサイト(別ウィンドウが開きます。)