ハウスインスペクターは当協会のみで独自に認定している資格で、新たな「住生活基本計画」で求められる性能・利用価値の査定評価法における住宅の評価技術者となります。
本資格は耐震性能・省エネ性能・品確法に定める構造耐力上主要な部分の劣化事象など、住宅性能に基づく原価法による新しい住宅査定評価を可能としており、中古住宅流通市場において、買主は住宅の品質を見定めて購入することを可能とし、売主には新築時に投資した住宅性能に関する投資や、日頃の維持管理に応じた正当な住宅資産価値の還元を可能とするものです。
一方、既存住宅状況調査技術者は国土交通省の告示に定められた国家資格で、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に定める構造耐力上主要な部分等の劣化事象を調査する技術者となり、宅地建物取引業法に定める建物状況調査は既存住宅状況調査技術者でなければ行えないこととなっています。
現在、わが国経済は成熟期を迎え人口減少の中、新規の建設投資よりも既存のストック(社会資本、金融資産など)の維持・活用が重要視され、中古住宅の性能を総合的に評価できる人材が求められており、品確法に定める構造耐力上主要な部分等の劣化事象以外においても高度に専門化した情報を調査収集できる専門家が必要とされ、ハウスインスペクターはその社会的要請に応えるインスペクション技術者となります。